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2022
01.11

苦と笑

Category: 未分類
少し前に久しぶりに
以前に働いていた病院の人間と会った。
厳密に言えば昼飲みしているところに
酔っぱらって呼び出された。

友や先輩は相変わらずの陽気だったが
この度の理不尽な人事異動があって
その人を励ます集まりだった。
2つ年上の次期看護部長とされている方がその人の愚痴を聞く。

おそらく次期看護部長は
その人事に隅の隅まで関わっていたであろう。
被害を受けたその人は次期看護部長の同期で
現在は病院系列のとある所長をしている。
で、この度病院直轄化の移動となり「左遷」みたいなもんだ。
その人に落ち度はない。組織もまとまっていた。情熱もあった。
次期看護部長は人事異動を知りながらも発表まで黙っていた。
その苦悩もよくわかる。
同期の友より、組織を優先しなければいけない立場の人だから。

事情を知らない僕はその人に
「移動になったんですか?なんで?
 あんなにやりがいあるって、言ってたのに。
 それは組織に死ねって言われているもんやないですか」と
冗談めかして言っていた。
しかし、それ以上話は続かない。
内情はグチャグチャらしい。

病院経営はいま大変らしい。
僕の時にはなかった派遣でナースを雇っているという。
認定看護師の資格をもっていても
驚くほど給料が安い。
職員のモチベーションは低く
どうやら以前働いていた時とまったく違う病院となっていた。

これも時代の流れだろうが
”楽しく働きたい„のが僕の信念。
だから僕は15年前にこの病院を辞めた。
ただ、あの時は若かったなといまは反省。
色んな人に迷惑かけていたし助けられていた。
いまの立場になってわかることがたくさんある。

過去の成功体験が通じないし多様性で不確実な社会。
何に頼るかと言えば、結局は自分の信念。
答えなんてないんだよな。
上に立つほど孤独になっていく。
だから、昔の友と飲むのは安らげるのだろう。

飲み会で移動の核心部分には少し触る程度で
あとは僕が在籍していた当時と変わらないバカ話ばっかり。
時間の経過とともにこの度のことも風化されるだろうが
果たして、本当にそれでいいのだろうか、とも感じた。
”勝負するときじゃないの„と
悶々としていたが言うのはやめた。
辞めた人間は何とでも言える。

生きて、またこうやって集まれるということが大事。
昔は夢を語り合えたが、いまは現実的な話が主となった。
現実というのは、実はおそろしいくらいに残酷である。
だから、人は夢をみたがるのだ。
お釈迦さんが生きることは
”苦”であると悟られた気持ちがよくわかる。

人事異動になったその人は
お坊さん並みに毛髪を剃っている(ほんまやで)。
あなたならこの”苦„も乗り越えられるはずだ。
無理ならまたバカ話しましょう。

”苦„を笑い飛ばせるくらいになれば
男度も(頭も)ピッカピカに輝くはずだから。






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