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2019
04.20

春爛漫

Category: 未分類
理事長自慢の
デイサービスの庭が
ここにきて大好評です。

利用者さんも
季節感を醸し出すその庭に
ある人はボッーと眺め
ある人は鼻歌を歌い
とにかく、心が蠢く雰囲気があります。

実はこの庭は施設建築企画段階では
業者、銀行、税理士さんから大反対されていました。
「裏山があるのに」「無駄である」「初期投資を省くことが先決」。

いろんな反対意見がありましたが
理事長は「お年寄り方の楽園を作りたいんだ」とひきません。
結局、理事長の熱意に根負けし
デイサービス敷地内に”庭”が作られることになりました。

その思いを知ってか
花や木岐たち、苔がいい具合に成長しています。
そして、それらが利用者さんたちを癒しています。

やっぱり春はいいですね。
冬は寒いし、夏は暑い。
エアコンや暖房など使って
快適な温度に調節しますが
今の季節はそのような機械を使用しなくても過ごせます。
自然に身をゆだねるというか、調和しているというのか
とにかく自然を感じられる、この感じがいいのでしょう。

いま私たちの身の回りのものは
ほとんどが人工物です。
それらは便利で快適ですが
なかには自分の身体に合わないものもあるはずです。

そして知らない間に人工物に合わそうと
身体が無理をしているかもしれません。
本来必要となかったものに身体が調整しているというか。
世の中そんなものだらけかもしれませんが。

こうやって無の状態で自然と触れ合うということが
どんなに貴重で、心身の健康にとってどれだけ大切なのか。

春が心地よく感じるのは
その空気感や環境もそうですが
昔、自然と戯れた
どこか懐かしい記憶の呼び起こしが
そうさせてくれているのではないでしょうか。

”人はやはり自然に生かされている”

そのように感じられた良い一日でした。








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2019
04.13

経営を考える

Category: 未分類
「一寸先は闇」
「猿も木から落ちる」

謙虚な気持ちを忘れず
常にチャレンジしていく姿勢が
経営の鍵となります。

反対に組織の衰退は
「固視」することから始まります。

過去の成功から抜けられない、
自分のやり方にこだわる
謙虚さを忘れ勘違いする。

そういう意味では
「経営とは人なり」
という感じがします。

ビジネス書には
「レジリエンス(折れない心)」
「リテラシー (読み解く力)」
が必須なスキルと教えてくれます。

折れない心って非常に大切ですね。
私自身、いまの立場をさせていただいて
一番身についた、又必要だと感じたスキルは「忍耐」です。

待つことは重要です。
仕事は権限委譲していかないと
組織は活性化しませんし
スタッフも経験と責任を伴って
成長していきます。
自分でやった方が早い時もあります。
しかしそれでは組織の向上は見込めないのです。
できるまで待つ、スタッフの成長を信じる。
この気持ちが大切だと思います。

そして介護経営においては
経営層の知識(経営力)よりも
現場層のスタッフが
活き活きと誇りをもって働いていただけるかが鍵となります。

仕事が楽しいに”誇り”をのせるには
経験と知識で成功体験を得なければいけません。
そのためには”育成”ということが必要です。

育成方針は
教員実習に来られる学生さんたちに伝えている
「偉大な先生」というものをモデルにしています。

良い先生とは『わかりやすく教えることができる』
優れた先生とは『その人に気付かせる教え方をする』
偉大な先生とは『その人の心に火を付ける教え方ができる』
というなんかの言葉があります。

スタッフ自身もそうですが
利用者さんの心に火を付けられる
コミュニケーションが取れれば
こんなに素晴らしいことはないと思います。

正直、経営のことを考えると頭が痛い。
上手くいっても一寸先は闇という危機感を常にもっていないといけない。
だから利用者さんと触れ合っているときが一番楽しいし落ち着く。
だけど逃げちゃいけない、やるしかない。
困難は逃げていたらいつまでも追いかけてくる。
向こうから去ってはくれない。
ならば覚悟して受け入れるしかない。

ただ、ビジネスに挑むうえで解決できない問題はないと教わった。
解決できないとすれば、それはまだ十分に考え尽くしていないからだと。
考え尽くしてすべてを試せば必ず問題は解決できる。
そう信じて、いまの現状を打破していこう。



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2019
04.08

待つ楽しみ

Category: 未分類
ようやく桜が満開になり
送迎車内の会話も弾みます。

桜の美しさは今も昔も変わりませんが
桜を取り巻く環境は変わってきました。

そのなかで、とくに在り方が変わったのは
「写真」ではないでしょうか?

いまでは「インスタ映え」と言って
手軽に写真を撮って投稿できます。
上手く映らなければとり直し、美白、コメント挿入など
色々な機能があります。

しかし20数年前までは一発勝負。
写真を現像するためお店に出していた時代でしたね。
表情を決めて、ポーズをとる、
撮る側もその一瞬に集中しシャッタ-を押す。

写真が出来上がるまでは
何とも言えないワクワク感がありました。
そう、待つ楽しみがあったのです。

桜をこれだけ楽しめるのも
たった10日間くらいの見頃なのに
一年のうち355日も待っているからではないでしょうか。

何でも効率化されていく今の時代に
「待つ」ということは排除されていきます。

しかし、この「待つ楽しみ」というものが
実は心をワクワクさせてくれる
贅沢なツールだったと思い直しています。

便利さを追求するあまり
大切なことを失っていくのは
本末転倒です。

新しい元号に変わる前に
今一度、不便だったけど必要だったこと、
大切なことを利用者の皆さんから聞き出そうと思います。






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2019
04.03

介護徒然草 その23 「ありがとう作戦」

Category: 未分類
最近、拒否なく入浴をしていただけるようになったOさん。
デイに来られた当初は拒否が強く、帰宅要求、無断離所など
なにかと悪いところばかり目立っていました。

ご家族の希望はレスパイト。
それと入浴等による清潔保持。

介護者である奥様はOさん以外にも
お孫さんの子守や送り出しなど
目が回るほどの忙しさです。
実際、何度か体調を壊されています。

なんとか奥様の希望である入浴ができるよう
お声かけしますが上手くいきません。
奥様曰く「むずかしい人なのよ」とのことです。

清潔保持が必要なのは
家で入浴はせず着替えもしないため
匂いによってお孫さんたちの嫌悪感が強く
家庭環境の悪化が著しいからです。

なので入浴はレスパイトと同等くらいに
求められているサービスなのです。

しかし、デイに来ていただくことは定着しましたが
お風呂にはなかなか入っていただけません。

Oさんに「お風呂に入りましょう」と
ストレートにお声かけしましても、まず拒否です。

ならば、認知症対応でたまに上手くいく
”ちょっと散歩しましょう”からの~、
”そこは入浴場であった作戦!!”。

これもすぐにバレてお風呂場まで来ていただいても
「わしは入らんと言っているだろ」と余計に介護拒否を示すようになりました。

う~ん、、困ったな、、

そういう状態が続いていたのですが
たまに不機嫌ながら入ってくれることがあります。
そのときに「今日はお風呂に入っていただいてありがとうございました」を
繰り返しました。

認知症によりできないことが増えても
人の役に立ちたい気持ちは最後まで残っています。
拒否行動の一部は「人に迷惑を掛けたくない」
「人様の手を借りて申し訳ない」が深層にあるのです。

そこで「ありがとう作戦」です。

これが上手くはまりました。
当初は「何言ってんだ!?わしは風呂に入っとらんぞ」と
戸惑っておられましたが、
最近は「お風呂入っていただいてありがとうございます」とお伝えすると
ニコッとされ「いえ、いえ」と返答していただけるようになりました。

そして来所された時にも「先日はお風呂に入っていただいてありがとうございました。皆さん喜んでおられます、今日もお風呂の時間になればお声かけしますので宜しくお願いいたします」と付け加えています。

いまのところ、この2か月で拒否1回です。
案外と上手くいっているのではないでしょうか。

あらためて勉強させていただいたのですが
焦らないことは良いケアにつながりますね。

あとは認知症ケアの鉄則
「説得」よりも「納得」していただけるお声かけ。

そして「ありがとう」は魔法の言葉です。

「Oさん、お風呂に入っていただいてありがとうございます」
今日もそんな言葉が飛び交っております。



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2019
03.25

介護者へのハラスメント

Category: 未分類
訪問介護に従事する約8割の人が
利用者、またはその家族から
何らかのハラスメント被害を受けていると調査報告がありました。

特に多かったのが言葉による精神的なハラスメントが81%です。
以下、物を投げる・たたかれるの身体的なハラスメントは42%
セクシュアルハラスメントは17%ありました。
以前より、ハラスメント被害が増加している傾向にあります。

価値観や世の中の変化、権利意識など
さまざまな背景があると思いますが
お客様意識が強くなってきたのは間違いありません。

患者さんからは「お金を払っているんだから」
事業所側からは「お金をいただいているんだから我慢しなさい」。
このようなハラスメント被害が当たり前になってしまえば
そこに働く職員への影響は大きく、何らかの対策は必要です。

介護ではなく、とある病院の話ですが
数年前から事務職員への
暴言やクレームが増えてきたと
病院の事務長さんが悩んでいました。

その傾向を調べたところ、ある時期から
著明に数値変化があることがわかりました。
その時期とは「患者さん」の呼び名を
「患者様」に変更した時期からだと
特定することができました。

そこで「患者様」から
以前の「患者さん」に
変更したところ一気に
暴言やクレームが激減したとのことです。

たったそれだけのことで?
と思ってしまいますが『論より証拠』ですね。

”病院の常識は世間の非常識、介護もしかり„

そのため厚労省は医療介護業界も
サービス業の意識を徹底させるため
「様付け」の指示を出したのです。

それがどのような結果になったのでしょうか?
サービスの質は上がったのでしょうか?
形だけで終わっていないでしょうか?
しっかり検証してくれたのでしょうか。

「患者様」と、呼ぶ病院は良いところ。
「患者さん」と呼ぶ病院は悪いところ。
サービスの中身でなく呼称で良し悪しを決めるような
安易な判断材料を与える土壌を作っていないでしょうか。

私自身、どっちでもいいんですけど
現場を知らないお上の人が法律や政策を作ることが
一番の問題だと思ってます。

ただ、フォローしときますが
最近いろんことがあり厚労省に
確認の電話をすることが多くなりましたが
その人たちの対応は誠実そのもので全く悪い印象はありません。
決定権を持つ偉いさんが、優秀な役人の意見や
現場の声に耳を傾けることが必要と受け止めています。

そうそう、現場にそぐわないことを
また利用者さんは望んでいないことを
制度化して、押し付けるって
これもハラスメントじゃないっすかね。

介護にかぎらず日本社会の構図は
ある意味ハラスメントにまみれております。
沖縄の基地問題なんか最もたるハラスメントです。









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